八千代の名所といえば、日本最長級とよばれる新川千本桜！

2002年に八千代市と市民ボランティアの手で、7～8種類の約1300本の桜（河津桜は約700本）が植栽されてから今年で20年あまり。2017年からは八千代新川千本桜まつりが開催され、県外からも多くのお花見客が毎年訪れる夜桜スポットになりました。

（2020年はコロナの影響で中止）。

そして今回、来年の新川千本桜まつりで「自然エネルギーによるライトアップ」を実現するため、12月1日からクラウドファンディングがスタート！　気になるプロジェクトの内容について、まいぷれ編集部が取材してきました。

2019年台風15号で桜100本以上が倒木！
未来の子ども達のために、自然エネルギーでライトアップしたい

2019年夏に千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号。

新川千本桜も100本以上が倒木し（河津桜は10本程度）、新川千本桜実行委員会の方をはじめ皆さん大変なショックを受けました。

気候変動によって世界的に脱炭素にむかって動き出し、八千代でもゼロカーボンプロジェクトが立ち上がったことをうけて、「未来の子ども達や桜のために、自分たちでも何かできることを」と自然エネルギーによるエコライトアップを企画したそうです。

新川千本桜まつり実行委員会 実行委員長  金室　彰さん

「気候変動によって、今まで経験したことがないような災害に見舞われるようになりました。このままでは、桜並木の維持はもちろん、暮らしも災害等でいつか立ち行かなくなるのではと危機感をおぼえました。この桜並木を八千代の財産として、未来の子ども達に住み続けられる街を残していけるよう、ゼロカーボン社会実現の一歩として取り組んでまいりたいと思っています」

クラウドファンディング目標は80万円！
高効率ソーラーパネルとポータブル電源、トヨタ電気自動車でライトアップ

エコライトアップで課題となったのは、費用対効果と新川には電源がないこと。

持ち運び可能な高効率ポータブルソーラーパネルによる太陽光発電で、日中にポータブル電源（蓄電池）を充電。

夜間にライトアップを行いますが、曇天などで太陽光発電だけでは電力が足りなくなる心配がありました。

この問題を解決したのは、一般社団法人やちよ未来エネルギーとトヨタ自動車の応援です！

トヨタ自動車のシーポッド（超小型電気自動車）を動く電源として活用。

シーポッドは、一般社団法人やちよ未来エネルギーが所有する市民発電所（太陽光発電）で充電し、100％自然エネルギーで電力をまかなえる計算です。

クラウドファンディングで募った資金は、ソーラーパネルとポータブル電源10台の調達費用や桜の保全活動に使われます。3,000円～寄付することができ、八千代市の農産物や特産品がリターンでもらえます。

なかには、エコライトアップ参加権60,000円で、太陽光パネル60＆蓄電池240がライトアップ終了後にリターンされるコースも！

平均年齢75歳でメンバーも高齢化
桜の保全活動のボランティアを募集中です！

新川千本桜まつり実行委員会 実行委員長  金室　彰さん

「2002年発足時は市民ボランティアも120名いましたが、今は60名弱に減少。平均年齢75歳くらいで高齢化しています。ほとんどが八千代市内の方ですが、市外からの方も大歓迎！

新川に釣りにきていた柏の方が、看板をみてボランティアに参加したいと、草刈りのお手伝いに来てくれたこともあり嬉しかったです。今回のクラウドファンディングが、若い世代の方にも活動に興味を持ってもらうキッカケになればと願っています」

ボランティア活動に興味のある方

八千代市新川千本桜まつり実行委員会事務局まで、お気軽にお問合せください。

電話　090-9849-4546（事務局長　祖父江）

2022年の新川千本桜まつりは、2月26日から開催予定！

新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮し、2022年もソーシャルディスタンスや感染防止対策をとりながら開催される予定です（※屋台出店は、感染状況をみながら現在検討中）。

2023年以降も、新川千本桜まつりのエコライトアップをぜひ続けていきたいとお話しされていました。

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