今年度の受験シーズンも中学入試、私立高入試、公立高前期入試まで終了し、
大学入試は佳境に入るところです。今年度の中学入試ではYTコース13名の
受験生達が空前の結果を残してくれました。また、進学コースの皆さんもそれ
ぞれに頑張ってくれました。実績についてはHPをご参照下さい。
(合格者氏名については本校校舎内に掲示してあります。)
確かに素晴らしい実績なのですが、その数字の裏にはそれぞれの受験生の
本当に様々なドラマがあります。語り尽くすことなどはとてもできません。
ただお伝えしたいのは、ここまでの受験を支えて下さった保護者の皆さんへの
感謝の気持ちです。最後まで本当にお疲れ様でした。
そして、有難うございました。
高校入試、大学入試でも生徒の皆さんが自分の力を存分に発揮してくれること
を祈るばかりです。頑張れ、受験生。
さて、日米では2月から中学受験YTコースが、3月から中学部高校受験コース、
小学部公立中進学コースが新年度を迎えます。新たな学年を迎えるにあたって、
塾としての目標の一つである「成績を上げる」ということについて改めて考えて
みたいと思います。
日米では「成績が上がる」とは
「今まで出来なかったことが出来るようになること」
と定義しています。新しい単元はもちろんですが、今までに習った分野であっても、
それが「出来る」ようになっていなければなかなか成績は伸びません。
そこで、一番大事になってくるのは自分が「出来ていない」ことをまず把握すること
です。何が出来ていないのかをわからないまま突き進んでも意味がないのです。
そんなことは当たり前だ、と思われるかも知れませんが、これが意外に難しいのです。
お子さんが出来ているかどうかは「○つけ」に表れます。まず、子供達に○つけをさせると、
そもそも正解していないのに○がついていたりします。自分が出来ていないことすら
認識できていないのことがよくあります。
また、不正解であっても「間違い直し」と称して解答をそのまま写しているだけで、
出来た気になっていたりもします。これでは成績は上がりません。
これを変えていくポイントは二つです。
まず、①「間違えることは悪くない」という認識です。誰でも間違えることは嫌ですが、
出来ないことを素直に受け入れることが出来なければ成績は上がりません。
また、保護者の皆様としても普段の勉強やテストなどでお子さんが間違えた場合には、
笑顔で言ってあげて下さい。「これが入試じゃなくて良かったね」と。
次に②「間違い直しとは次に同じ問題が出たときに出来るようにすること」の徹底です。
自分で勉強する際に間違えた場合・わからなかった場合には、まず解答・解説を見て内容を
理解することに集中します。そして、今度は何も見ないで、自力で解答までのプロセスを
説明できるようにします。もちろん、1回でそれが出来るようにはなりません。出来るように
なるまで、このことを繰り返すのです。なかなか理解が難しい場合にはどうぞ、日米の講師に
質問して下さい。
この二つのポイントを押さえて、一つでも「出来る問題」を増やしていくことが成績向上と
入試での成功につながります。結局入試で合否を分けるのは、「出来る問題」を確実に
得点できるかどうかなのです。「出来ない問題」が出来なくて不合格になるのは実力が
足りないのであって仕方がないことです。焦ることなく着実に実力を身に着けていきましょう。
そのために必要なのは、目の前にある教科書、塾の教材を確実に繰り返すことなのです。
新しい参考書や受験テクニックなどではありません。
日米も新年度より更なるレベルアップを図るために、今まで出来ていたことはこれからも
確実に出来るようにすると同時に、今まで出来ていなかったことを出来るようにするために
新たなるチャレンジをしていきます。ご意見や改善点などがありましたら、どうがご遠慮なく
お話し下さい。
皆様にとって、地域にとってなくてはならない教育機関となるためにスタッフ一同全力で取り組んで参ります。
今月もよろしくお願い致します。