いよいよ夏休みが始まります。受験生にとっては、正に天王山です。ここでいかに
過ごすかが、来春の結果に大きく関わってくることは、毎年の結果からも間違いあり
ません。「人生を変える夏にする」というのは必ずしも大げさな表現ではないのです。
実は、このことは他の学年の皆さんにもいえることです。夏期講習、数学特訓、合宿
特訓などを通じて、秋以降見違えるように変わった例も多々あります。是非、この夏を
自分の成長における大きなきっかけにしていきましょう。
さて、日米の中学部では各学年とも教材配布の際に、講習に向けた全員参加の
「集会」が行われます。ここでは「日米の夏」を経験した先輩でもある講師達が
それぞれに、各学年の夏の過ごし方を語ります。そして、最後にみんなで「鬨(とき)の声」
を上げるという、やる気アップのために日米では欠かせないイベントとなっています。
自分自身も、毎年ここで語られる講師達の言葉に、手前味噌ながら、講師達の成長や
本気で生徒達のことを思う気持ちを実感し、鼓舞させられる機会なのです。
もっとも、生徒の皆さんの中には、授業後に残されて説教めいた話を聞かされた
挙句に、「鬨の声」などを上げさせられるなんて、本当に面倒くさいと感じている人も
いるかも知れません。そんな人がいることも分かっていながら、毎回この会が行われて
いるのには訳があります。講師達は知っているのです。ここで語られたことを愚直に
実行した人が必ず結果を出すことを。また、ここで上げられる「鬨の声」の大きさが、
その学年の今後を占うバロメーターになっていることを。
生徒の皆さんにとって「中1の夏」「中2の夏」「中3の夏」はそれぞれ人生で
初めて経験するものです。当たり前ですよね。でも、講師達は今までに自らも経験し、
そして、講師としてそれぞれの学年の「夏」をみてきています。そこに裏打ちされて
いるのが、集会での言葉なのです。皆さんにその言葉の意味がよく分からないのは
当然です。何せ初めてなのですから。でも、実行してみて下さい、あの場で言われた
言葉を。そして、実行してもらえればいつか分かるときがきます。その言葉の意味が、
必ず。ただ、あの場で語られている言葉はそれほど、難しいことではなかったはずです。
「目標を持とう」とか「当たり前のことを当たり前にやろう」とか「想像力を持とう」
とか。でも、これらのことを、しっかり考えながら夏を過ごしたら、秋には大きな成果
となって表れることに間違いありません。
ちなみに、今年の中3の「鬨の声」はリードした前田先生の気合もありましたが、
近年では出色の素晴らしさで、この夏の中3生の成長を大いに予感させるものでした。
あとは実践あるのみです。是非、「日米の集会」のことを折に触れて思い出しながら、
この長い夏を過ごしてみて下さい。皆さんと共に、講師一同、この夏も全力で取り組ん
でいきます。「人生を変える夏にする」ことを目指して。
長い夏休み、保護者の皆さん、特に受験生の保護者の方々には多大なご協力を
頂くと思います。講師達は皆さんと共に頑張って参る所存でおります。何か気になる
ことなどがありましたら、些細なことであっても、いつでもお声かけ下さい。
この夏もよろしくお願い致します。