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やちよ村のお料理サロン

3月 八千代の春色のひなまつり寿司と甘酒づくり2012/02/28

春爛漫♪ 女の子のお祝いパーティにぴったりのメニューです


第三回目のお料理サロンは、「ひなまつり寿司・お吸い物・甘ざけ」づくり

農家のお母さんが、八千代の野菜を使った家庭料理を伝授してくれる、「お料理サロン」
今回もと~っても美味しいお料理を教えてくれましたよ~!


ポイント!

 ひな祭りの祝い膳に作ってあげたい「ひなまつり寿司」
 今、話題の麹(こうじ)甘ざけづくりに挑戦!
ウンチク話!
● 八千代の伝統、節句のお話

 ひなまつり寿司
 < 材料  4人分 >
・ 米   2合
・ 酒   大さじ2  
・ 昆布  5㎝ 1枚
  ※酢飯用の合わせ酢(A):酢50㏄、砂糖大さじ2、塩小さじ2/3
・ にんじん
  ※にんじん煮の調味料(B):だし180㏄、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ3
・ 干しいたけ    3~4枚
・ えび        250枚
・ さやエンドウ    200g
・ 卵
  ※金糸卵の調味料(C):砂糖大さじ1、塩ひとつまみ
・ れんこん
  ※酢ばすの調味料(D):酢大さじ3、水大さじ2、砂糖大さじ2
・ 桜でんぶ 

< 作り方 >

(1) 米は、炊く30分前に洗い、吸水させる。かた目の水加減で、昆布と酒を入れて炊く
(2) 干しいたけは、もどしておく
(3) にんじんを細かい千切りにし、(B)の調味料で煮て、にんじんと煮汁を分けておく
(4) にんじんの煮汁にしょうゆを少々加え、もどした干しいたけを煮る
(5) えびの背ワタを取り、背中に切れ目を入れ、塩ゆでする
(6) 絹さやは、塩ゆでして冷やし、半分に切る
(7) 卵を割り、(C)の調味料を合わせ、錦糸卵をつくる
(8) れんこんは皮をむき、酢水につけておき、調味料(D)を煮立てて、れんこんを入れる(酢ばす)
(9) 各材料の準備を終え、ご飯が炊けたら、飯台か大きめのボールにあけ、合わせ酢(A)を混ぜて冷ます
(10)具を入れ、錦糸卵を乗せ、桜の花と絹さや、桜でんぶ、えびを飾る

 へ~!  八千代の桃の節句のおはなし (゜-゜)!
 初子のときは、盛大にお祝い

3月3日、女児の初節供には、仲人・親戚や近所を呼んで祝います。
親元から雛人形が、仲人・親戚などからも藤娘や高砂が贈られました。
戦前までは紙製の掛軸のお雛さまもあり近所などが贈っていました。
当日ご馳走の他、砂糖餅や甘酒、草餅などを作り、もてなしました。
呼ばれたお客様から節供の花見があげられました。『八千代市の歴史資料編民俗』より

平安時代中期~、お祓い行事として「人形(ひとがた)」を海や川に流しました(写真右下)。江戸時代以降、華やかな女性のお祭りとなり飾るための豪華な人形になりました(写真右上)。戦前まで八千代では、紙製の掛軸のお雛さまをお祝いとして贈っていました。『八千代市文化伝承館 所蔵品』『雛祭り研究家マツモト先生』より

■ 麹(こうじ)甘ざけ
< 材料  >
米麹(こめこうじ)  400g
もち米         400g  
うるち米        120g
 
<作り方>

(1) 麹をすり鉢の中に入れ、すりこぎ棒を使って細かくすり、別の器にとっておく
(2) 炊飯器に、もち米とうるち米を合わせて、780ml(1.5倍)の水で柔らかめに炊く
(3) 炊きあがったご飯と麹をすり鉢に少しずつ入れ、すり鉢の中で一緒にすりこぎ棒でする
(4) よく混ざったところで容器に移し、ふたをして、台所などで室温に置く
(5) 4.のご飯と麹は、3日間朝夕2回ずつ、底からよくかきまわし、十分空気に当てるようにする(4日目にはできあがる)
(6) できあがったあま酒は、冷蔵庫に入れて保存する


【飲み方】
あま酒の2倍程度(好みの濃さで)の湯が沸いたところへあま酒を入れて煮立て、アクを取る
好みで砂糖と塩を加え、火を止める


【ポイント・コツ】
 ・(1)の麹は、4~5回に分けて、ていねいにすり潰します。
 ・(3)のご飯と麹は、6~7回に分けて、均等に混ざるようにすり鉢であたります
 ・作り始めは固めですが、3日目にはほどよくなじんで、とろりとしたおいしいあま酒となります。アクをとることが大事です
 ・一般的にあま酒は炊飯器などで保温して作ります。この方法は時間がかかりますが、室温で作れるので手軽にできます。

 お吸いもの
< 材料  4人分 >

だし     (600㏄)
水      700㏄
昆布         10㎝ 1枚
かつお節  約14g
塩       小さじ1
しょうゆ   小さじ1(色付けとして)
みつば(結びみつば) 4本
 
花びらふ     1~2個/人 くらい
手まりふ   3~4個/人 くらい 
<作り方>

(1) だしに塩、しょうゆを入れて煮る
(2) 手まりふ、花びらふを入れ、結びみつばを入れて出来上がり


【参考】
ひなまつりのお吸い物は、本来「はまぐり」を使い、塩仕立てにします

 おすそわけ(味見・おみやげ)がウレシイ!!
 深山さんのお漬物
・深山さんが大根と京にんじんを米麹で漬けたお漬物を持って来てくれました。米麹の甘さと、鷹の爪のピリ辛がクセになります。食卓にいつもお母さんが作ったお漬物があるって、うらやましいですね。

 深山さんの塩麹(しおこうじ)スープ
・今、話題の塩麹(しおこうじ)です!マイスター倶楽部のお母さんたちは、ずっと前から食生活に取り入れていたんですね。
・小さじ1の塩麹に具を加え、お湯で割るだけで、美味しいスープにもなります!
・「お肉の塊りを塩麹で漬けると、柔らかくなるのよ」と教えてもらい、早速、上等でないお肉の塊りを漬けて焼いたら、料亭のお肉料理のような上品な柔らかさと味わいになりました♪塩麹、スバラシイ!使えますね!

 ひなまつり寿司(お持ち帰り用)
・実食タイムで大盛りを頂いたにも関わらず、もう一食分の折詰めを参加者全員がもらいました!たのしい調理実習を思い出しながら、自宅で食べるお寿司は、格別に美味しかったです!

 麹(こうじ)甘ざけセット
・「習ったことを自宅でもやってみましょう!」と、麹甘ざけの仕込前のセットが参加者全員におすそ分け!
・ 教わった通り、朝晩かき回したら、トロトロの麹甘ざけができましたよ!

おすそ分けのおみやげ付き、ウレシイですよね~~♪

 みんなで いただきま~す♪ヽ(^o^)丿
自分の知らないメニューを作れるようになった喜びやその美味しさに、参加者みんな笑顔になってしまいます♪

 ひなまつり寿司
・ 具だくさんで、かわいい彩りが女の子らしい一品です。お味は、もちろん温かい母さんの味!

 お吸いもの
・ 毎回思うのですが、だしをていねいに取るのは美味しさの秘訣ですね。昆布と鰹のだし汁、ふわりと香り旨みが違います

 麹甘ざけ
・ ふわふわっとした甘さが優しく、トロっとしててクセがないです。これなら、子どもでもぜったい気に入ると思います

 取材した感想・まいぷれ編集部 (*^_^*)!
・ こんなひなまつりメニューでお祝いしてもらえたら、優しい女の子になりそう!
・ 酒粕を使う甘ざけしか知らなかったので、麹甘ざけの美味しさは目からウロコでした。健康食品として発酵食品が注目される今、初めての人でも作れて身近な食材ということがわかったのは、今回一番の収穫でした。
・ 深山さんが作られた「塩麹」と「麹甘ざけ」と、自分のものと味の違いを楽しみたいと思います。

次回、3月のお料理サロンのお知らせ

【次回の予告】
第四回の「お料理サロン」は、花祭り料理です。
今回好評だった麹をまたまた使います。塩麹の作り方伝授も企画中ですよ。
そして、4月の行事食の、花祭りやお花見を意識したメニューを考えてくれています。

・ 八千代市の食材でスローフードを作る調理実習です♪
・ 3月29日(木)緑が丘公民館でオープンします♪

【問い合わせ・参加申込】
・ やちよ村マイスター倶楽部 平田(090-1103-8995)(hirata@yachiyomura.com)
・ 詳しいお知らせは、イベント情報「お料理サロン」でもお知らせしています。参照くださいね。

・ 八千代のお母さんなら誰でも参加できます。どうぞお気軽にお集まりくださいね♪