こんにちは。

よこかわ整骨院です。

膝のスポーツ障害の第六回目は鵞足炎です。

バスケットボールなどでサイドステップ時のカッティング動作が多いスポーツで生じることが多いと言われています。

画像の緑で細長くマークしている場所が縫工筋です。他に薄筋、半腱様筋とあわせて赤丸の場所（鵞足）に着きます。

膝の屈伸時に矢印の方向に捻りが出ると鵞足にある滑液包（潤滑油の入った袋）が摩擦して炎症を引き起こすと言われています。

縫工筋は膝の内側で停止していますが、上部では骨盤に停止し更に体幹へと連動しています。役割としては前回の体の側面や捻れで連動する筋肉と拮抗して働いていますが、体幹が弱いと「動きのエラー」として、前回の腸脛靭帯炎と同じようにつま先に対してヒザが内側に入る動作（カッティング）で踏ん張りが聞かず入りすぎてしまいます。

無理をしていると、内側半月板の障害、膝蓋軟骨軟化症を引き起こす可能性がありますので気を付けましょう。

対処法は体幹と下半身の強化としてスクワット及び腰を落としての上体捻りが良いでしょう。