いよいよ季節は梅雨。中学生は部活の最終下校時刻が遅くなったり、また、
定期テストがあったりと、体力的に年間を通じてもキツイ時期になりました。
特に体力がまだまだついていない中１生にとっては、3年間で一番辛いとき
かも知れません。そんな中、元気に日米に通って来てくれている生徒の皆さん
はそれだけで素晴らしいと思います。

　また、中１生にとっては初めての定期テストもありました。既に結果が出て
いる中学もあります。西志津中の１年生では見事に、１、２位を日米生がゲット！
もちろん、他の中１生や２、３年の日米生もそれぞれに頑張ってくれています。
これから定期テストがある皆さんもあとに続いていきましょう！

　ただ、思う通りに結果が出なかった人がいたことも事実です。また、今年も
中１の最初の定期テストでの大目標である「英語で全員が満点を取る！」を
果たすことはできませんでした。正直、中１の最初の英語のテストは簡単です。
しっかりと準備さえすれば、誰でも満点を取るチャンスはあるのです。ただ、
結果が返って耳にする言葉を集約するとこの一言に尽きるかも知れません。
すなわち、「ケアレス・ミスがぁ・・・。」
なぜかどんなに英語が苦手な生徒でも口にする言葉です。

　では、このケアレス・ミスを防ぐにはどうすれば良いのか？これは昔から散々
議論されていたことでもありますが、結論としてそれを防ぐ絶対的な方法などは
ありません。一概にケアレス・ミスといってもその原因は様々だからです。
だからといって、塾として無策である訳にもいきません。中学部の保護者会で
お話ししましたが、今年度の公立高校入試の開示得点を分析した結果、ある難関高の
前期入試では１点どころか、０．５点差で涙を飲んだ日米生がいました。もちろん、
その時点では知る由もありません。結果、後期入試では志願変更し、本来の志望校の
合格点を大幅に上回る点数で次善校に合格したのです。ケアレス・ミスは人生を変えます。

　ケアレス・ミスを防ぐために付け焼刃的な対策は意味をなしません。所詮、
テスト結果は普段の積み重ねの上にあります。だから、大切なのは授業中の
演習や家庭学習で３つのこと、「問題文を最後までしっかりと読む」
「条件、指示通りに答える」「見直しをする」を必ず行うことなのです。
また、日々の生活で「ちょっとしたこと」に気を配れる人は得てしてつまらない
ミスをすることが少ないように思えます。例えば、「授業後に机の上の消しカスを
まとめて捨てられる」「脱いだ靴をきちっとそろえられる」「目の前にあるゴミを
拾える」などです。結局、「ちょっと気になること」を「まぁ、いいや」で
終わらせるか、当たり前のようにできるかという違いが大事な局面で表れる
のではないでしょうか。

　自分自身、今回の通信ほど書きながら汗顔の至りに感じたことはなかったかも
知れません。この問題とは自分も一生付き合っていくことになるのでしょう。生徒の
皆さんと共に我々自身が「当たり前に出来ること」を一つずつ増やしながら、更に
成長し続けることが、「受験を通じた自立支援」を促し「子供達の未来を変える」
ことにつながるのだと痛感しております。

　いよいよ、来月から夏期講習が始まります。「算数・数学特訓」や幕張での
「特訓合宿」など様々なイベントでいつも以上に生徒の皆さんと共に過ごす機会が
増える時期でもあります。お互いに意識し合うことで当たり前のことを当たり前に
出来ることを増やす大きなチャンスです。このことを講習開始前に日米全体に
浸透させて参ります。