塾にとって年度の総決算ともいえる入試結果が大学入試の一部を除いて
出そろいました。既報の通り、中学受験では１３名のＹＴコース生が
素晴らしい実績を上げてくれました。それに続いて、公立高校入試でも
受験生５８名中５５名が合格。合格率94.8％という過去最高の結果と
なりました。
しかも船橋高、佐倉高、薬園台高、船橋東高といった上位人気高でも
合格率100％というのは驚異的です。
しかし、その中でも悔しい思いをした受験生の思いを忘れることはありません。
むしろ、その思いが来年度以降への糧となるのです。あくまで目標は全員の
第一志望合格です。新たな思いを胸に、新年度も突き進んで参ります。

　さて、受験が終わるとＹＴコースでは一日中ひたすら仲間達と遊ぶ「卒業遠足」が、
中学部では一日がかりの「卒業式」が行われます。今年は３月８日に卒業式、１５日に
卒業遠足が行われ、それぞれに本当に思い出に残るイベントとなりました。
卒業式は約1ヶ月前から準備を進め、今年は「縁日」をキーワードに初めての試みが
行われました。また、卒業遠足では今年の子供達に「走り負け」しないために(？)、
武村は昨年末から密かに走り込みを行っていたのですが結果は・・・、「惨敗」でした。
やはり子供達のパワーにはかなわないと思い知らされたものです。
ともあれ、両イベントとも最後に講師達が思いを語り、その後に卒業生達にメッセージ
カードを記入してもらいます。そこに書かれている言葉の一つ一つが講師達の活力に
なるのです。今年は例年以上に長文のものが多く、素敵なメッセージ集になりました。
実物を今後の保護者会などで展示致しますので、是非、ご覧下さい。

　これらのイベントを通じて私達が伝えたかったこと。それは、受験はあくまで通過点に
過ぎないということです。受験が終わったからといって、勉強が終わるわけではありません。
４月以降、まだまだ勉強の日々は続きます。むしろ、勉強に終わりはありません。
では、何のために勉強するのか？このことは日々の日米での授業等を通じて私達が常に
伝えようとしていることですが、要約すれば「自分の力で幸せにできる人の数を増やし、
そして、自分も幸せになるための手段を手に入れるため」なのだと思います。

　このことを言葉だけで伝えるのは難しいことです。しかし、日米を卒業する生徒達には
きっと伝わると信じています。イベントでの講師達の振る舞いやそれぞれが語った言葉の中に、
これから始まる新しい生活、そして、人生におけるヒントが溢れているように思えるのです。
私自身、毎年、自分よりもはるか年下の講師達の話に魂が揺さぶられると共に、若手講師達の
成長のスピードに目を見張らされます。日々の授業はもちろんですが、卒業イベントでの感動が
代々受け継がれ、今の日米があります。これから続く皆さんも、日米での最高の卒業を迎えること
ができるように共に全力の日々を重ねていきましょう。

　日米が目指すのは受験を通じて「人を育てる」ことです。
もちろん塾である以上、成績を上げること、志望校合格を目標とすることは当然の前提です。
しかし、人生で最も多感ともいえる時期に、仲間達と共に磨き合うことで得られる経験は結果
以上に大切であるという確信があります。今後とも私たちは結果までの過程にこだわった指導に
努めて参ります。その具体的な方法論や実践報告につきましては今後行われる保護者会などで
お伝えします。是非、ご参加下さい。

　今年度もよろしくお願い致します。