子どもネット八千代
まいぷれ編集部が取材に伺いました!(Vol.4)
八千代市市民文化センターで開催される人形劇「アラビアンナイト~魔法のランプと明日のヒカリ~」まで1ヶ月あまり。名古屋の人形劇団むすび座の演出家大野正雄氏が事前イベントにやって来てくださいました!
新聞紙で剣をつくって対決だ!
えっ? 新聞紙でつくれるの? しかもその剣で立ち回り?!
ちょっぴり半信半疑で出掛けました。
まずは大野さんの指導のもと、製作の時間。
剣の先は尖らせてさらにテープで補強したり、剣の長さに合わせてさやの長さも調節。注意するポイントを丁寧に教えてもらいました。
みるみるうちに30本あまりのアラビアンナイトの刀剣のできあがりっ☆
材料はほんとうに朝刊分の新聞紙とセロハンテープのみ。
巻いて巻いてしっかりとめて、剣につかに、剣をおさめるさやまでつくれるんだよ。
刀剣白刃取りだっ!!
剣ができあがったら、みんなの平和のために戦う少年アミン役か悪い大臣サミエル役かを選択。
それぞれのせりふや立ち回りを覚え、すぐさまリハーサルからいざ本番!
さやを投げ捨てる。走る。剣を構える。振り回す。
子どもも大人も決めぜりふを叫び、音楽に合わせて躍動します。
一対一で戦っているはずなのに、横一列に並ぶと不思議な仲間意識も芽生えます。
殺陣は一人ではできないんだよ。
やるほう、やられるほうの息を合わせることも大事なんだ。
大野さんの言葉どおり、いつしか主人公も悪役もひとつになって、ドラマティックなエンディング。アミンが剣を天に突きつけ雄たけびをあげてフィニッシュを迎えました♪
地域で遊ぶ。それはとても素敵で貴重な経験。子どもは家族以外の大人と接することでいつもと違う学びを得ます。剣のつくり方や立ち回りを教える大野さんの声掛けがとても印象的でした。
「ものをつくるのにこうしなきゃいけないはない、それは個性だからね」
「世の中はこれで正しいなんてないんだよ。だいたいでいいんだ」
みんな自分の剣をつくればいいんだよ。
かんでふくめるように繰り返し大野さんが伝える言葉は、そのまま人形劇を通して伝えたいメッセージに重なる気がしてなりません。
5月12日の観劇が今から楽しみですね。
子どもネット八千代では、観劇や今回のような参加型のイベントが目白押し。子どもって友だちはもちろん、お父さんやお母さん、家族と一緒に楽しむのがとっても好き。是非、み~んなで楽しみましょう。きっと地域の知り合いも増えて楽しさがふくらみますよ!
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