コーヒーと言えば、何といってもその豊かな風味と香り。そして、それらを生み出すのは、豊かな土壌と最適な気候、そして愛情あふれる栽培方法です。そんな中、当園では最高品質のアラビカ種ティピカを、理想的な環境で育て上げています。

当園は、亜熱帯気候の中でも一番コーヒーが喜ぶ微妙な温度バランスを保つように工夫しています。20℃以下になると風が入らないように、壁が閉じるシステムを導入。寒さからティピカを守りつつ、暑すぎるときは風を通して適度な冷却を促しています。結果として、ビニールハウスの中は「意外と暑くない、涼しい」。まさにコーヒーが喜ぶ環境を整えています。

また、当園では50トンの土壌を育てる肥料を投入し、ティピカが必要とする肥沃な火山灰を含む土壌を作り出しています。排水性に優れ、pH6～6.5のやや酸性のこの土壌は、ティピカが豊かな風味を持つために欠かせない条件となっています。

日光も重要な要素ですが、強すぎる日光はティピカにとって厳しいもの。コーヒーの木々が直射日光から守られつつ、自然な光を浴びて育つ環境を用意することが重要です。

そして何と言っても見逃せないのが、ティピカの実が緑から鮮やかな赤に変わる12～3月の収穫時期。まさに自然の奇跡を目の当たりにする、感動的な時期です。

このティピカにとって理想的な環境は、まさに苗が育つのに最適です。

苗から育てて収穫したコーヒーも、また格別なものになるでしょう！