測定ナビ・放射線量を測り歩く
数値こそがメッセージ 「正しく知ることが、安心の道しるべ」 加藤先生の紹介
2012/04/23
「測定ナビ」 測り歩く八千代市
■ 数値こそがメッセージ
3.11の福島原発の事故以来、「放射線」という言葉を聞かない日はありません
マスコミのニュース、情報番組、お母さん同士の立ち話。。。
昨年、まいぷれ八千代が実施したアンケートでも、「八千代市の放射線量が気になる」という回答がありました。
日本中にいろんな情報があっても、今ひとつ解らないのが、「八千代はどうなの?」ということ
「八千代の測定値は?」「身体にどんな影響があるの?」「この状況はいつまで続くの?」
実際に生活者として知りたいのは、自分の地域である八千代の状況や、その捉え方、そして対応方法ではないでしょうか。
「誰に聞けばいいの?」
「放射線について教えてください!」まいぷれ八千代からのヘルプを医学博士の加藤賢三先生がキャッチしてくださいました。
国立感染症研究所で国民の保健医療のために予防医学の立場から基礎研究に長年携わってこられた学識経験者、そして私たちと同じ八千代人です。
コンテンツ「sokutei navi [測定ナビ]」のテーマ
私たち八千代人が知りたい放射線情報を加藤先生にご協力いただきながらナビゲーションします。
メインテーマは「測る」。誰でも身近に測定が出来るように、実測の様子と結果をリポートします。
そして、数値からのメッセージを加藤先生に解説いただきます。
また、毎回特集として、解りにくい「放射線」についても加藤先生に教えていただきます。
■ 加藤賢三先生の紹介◆ ご経歴 東京大学大学院動物学修士課程修了
国立予防衛生研究所(国立感染症研究所)入所
同所退職後、東京家政大学非常勤講師(生命科学)
東京都出身/八千代市在住◆ ご研究歴 特に放射線とのかかわり1. 大学院修士時代
・東大動物学教室 藤井隆研究室(細胞学、発生学)/秋田研究室(放射線生物学)
・修士時代の研究:「ネズミの肝臓の再生に及ぼすX線の影響」
ラットの肝臓の三分の一を摘出して、X線照射を行い、その影響を組織学的に調べる
2. 昭和39年4月1日 国立予防衛生研究所(腸内ウイルス部)に入所
・ポリオウイルスの国家検定
・ポリオワクチンに混入していた発癌ウイルスの研究を行う
3. 昭和44年度科学技術庁 原子力平和利用留学生として米国ウイスター研究所に留学/総理府技官併任
・放射性ラジオアイソトープ利用による腫瘍ウイルスの細胞学および生化学的研究を行う
4. 入所以降、外国留学においても、ほとんどの研究には放射性ラジオアイソトープを利用した研究を行う
5.一方、後半の研究では、放射性物質の廃棄の問題が気になり、同じ元素の中で、安定同位体といわれるものの核磁気を利用した核磁気共鳴(MRI)の研究も行う
6.総じては、ワクチンの検定、がん(腫瘍)ウイルスの研究
・発がん、免疫療法、診断(核磁気共鳴)
・ウイルスの三次元構造の研究(抗ウイルス作用の研究)
・核磁気共鳴による病態研究など
7. 週刊 医学界新聞に1984年(昭和59年7月9日)から5回にわたり、「in vitro の生命―老化・癌・遺伝子」を執筆◆ 現在 県や市での自然環境に関する取り組み・千葉県環境審義会 委員
・環境パートナーシップちば アドバイザー
・八千代市ごみ減量等推進審議会 会長・八千代市緑化公社 副理事長
・八千代ホタルフォーラム 代表・八千代市ほたるの里づくり実行委員会 会長
・ヤマトミクリ協議会 会長
もくじ
1.市内の測定値(まいぷれ八千代測定)
加藤先生のコメント
他のデータページ
2.特集 「 放射能の単位などについて 」
3.誰でも測れる!「借りる ~ 測るまで」