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日米進学通信2019年度10月号「自信をもつことの意味」

 日米文化学院 本校 進学教室のニュース

 先日の台風15号による影響も残る中、台風19号、更に大雨による被害が県内各地で報告されています。改めて自然の脅威を感じると共に、様々な意味で「想像力」を持つことの大切さを実感させられました。被災された方々ができるだけ早く普段の生活を取り戻されることをお祈り申し上げます。また、台風の影響により10月13日(日)に開催予定であった「スクールフェア2019」も11月4日(月・振替休日)に延期となりました。私立の志望校・併願校の決定において、受験生にとっては非常に重要なイベントです。是非ともご参加下さい。

 さてこの時期、中学部では保護者面談に先がけて、生徒の皆さんと講師との二者面談を行っています。中3生の面談での話題の中心は志望校の決定です。ここで、毎年生徒の口をついて出てくる言葉が二つあります。それは、
①「なんで中1・2のときにちゃんとやっておかなかったんだろう・・・」という後悔と
②「本当に入りたい学校に入れるのか自信がない」という言葉です。
①の言葉に対しては「だからいつも『やれ!』って言っていたじゃない!」などと、今更過去のことを掘り返して言っても無意味です。だから、「そう、それに気が付いただけでも良かった!」と生徒のその思いを受け入れることが大切です。中1・2年生の段階で、本人基準で「ちゃんとやっていた」という生徒などはほぼ皆無です。むしろ、以前の自分を反省できているような場合、今はしっかりと目標に向かって取り組んでいるので、あまり心配はないのです。

 問題なのは②の「自信がない」と口にしている場合です。実は、「自信がない」と言う生徒のほとんどは、自習室などで一見真面目に勉強している生徒なのです。一般的には「全然勉強していないのに自信満々の生徒」の方がよほど問題のように思われるかも知れません。でも、こういう子は本気になって勉強し始めると一気に成長して満足のいく結果を手にすることが多いように感じます。逆に「自信の無さ」を解消できず、不安な表情のままに本番を迎えた場合に不本意な結果となる例の方が圧倒的に多いのは経験則上間違いありません。

 「自信がない」と言う生徒は、「英語の長文が全然できないんです」とか、「暗記がどうしてもできないんです」などと自分を全否定する言葉を発しがちです。でも、実際に全くできないのかというと、そうではありません。それなりにできている問題はあるのです。(現時点で「全くできない」のであればそれは根本的な問題があるので、また別の話です。)そこで、講師が「いや、そんなことは無いよ!できている問題もあるから。」と言ったところで状況はあまり変わりません。よくよく聞いてみると「自信がない」と言うことで模試などの結果が悪かったときの予防線を張っている気すらしてきます。

 「結果が出ないから自信がつかない」とよく言われます。確かに、テストの結果が良ければそのときは自信がつくかも知れません。しかし、この考えでいくとテストの点が悪かったりすると、また元通りに自信を失ってしまうことになります。結局、本当に自信がつくことはありません。そこで、180度発想を変えて「自信があるから結果が出る」と考えてみるのです。ここで自信を持つことに明確な根拠は要りません。「根拠のない自信」で良いのです。こう考えれば、たとえ結果が出なくとも自信を失うことはありません。元々、結果とは関係なしに「自信がある」からです。ただ、ここで大切なことは、結果が悪いときに、「これが入試でなくて良かった!」と前向きに考えて、出来なかった問題をしっかりと復習し、次のテストにはより一層の自信を持って臨むことです。そのように、「自信の足し算」を続けることで、本番では「自分史上最高の自信」を持って問題に向かうことができるのです。実はこの考え方こそが、歴代で結果を出してきた先輩が異口同音にいう「試験直前には受かる気しかしなかった」という言葉の源泉なのです。

 「人間が一生のうちで誰の言葉を一番よく聞くか?」といえば・・・、誰よりもまず自分自身の言葉をよく聞いているのです。だから、できる限り前向きな言葉を自分自身にかけ続けていきましょう。「美女は来世でも美女に生まれるために、人の悪口を言わないようにしている」そうです。自分の言葉を最初に聞くのは自分の耳です。だから自分の口から発した言葉が自分に跳ね返ってくると考えられるのです。自分にも周りの人にもネガティブな言葉をできるだけ言わないようにすることです。もちろん、前向きな言葉を言い続けるだけで勉強しないのは論外ですが。

 入試に向けて学力をつけることは大切です。しかし、それと同じくらい、精神的な心構え、特に「自信を持つこと」は大切なのです。是非、今月書かれていることを実践してみて下さい。そして、この時期に決して諦めることなどなく、自信を持って自分が「入りたい学校」を目指していきましょう。

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