日米では今、夏期の名物講座「数学特訓」の真っ最中です。

　ただ、特訓が始まるのは午後からなのに、８時半に塾を開くと同時に、子供達は続々と集まり始め、１０時の段階で４０席ある自習室はほぼ満室となります。毎年、この時期からの日米の日常風景です。

　私語厳禁の「自習室」は、空調が効いていて快適なことはもちろんですが、子供達は異口同音に「自習室の雰囲気でやる気になる！」と話します。

　受験生ばかりではありません。先輩たちの姿に影響を受けた低学年の生徒達も続々と「自習室の住人」になっていくのです。

　「授業で学んだことを自習室でしっかりと定着させる」

　このサイクルが「日米の強さ」の一つになっているのです。