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【公式サイト】八千代市の梨のすべて 八千代市梨業組合

やちよ梨100年のあゆみ ~梨づくり写真館~

八千代市の梨の歴史 100年の梨ができるまで

提供:JA八千代市

やちよ梨100年のあゆみ

宮崎キヨシさん(右)、宮崎規矩治さん(左)

「やちよの梨」の礎を築いた、宮崎キヨシさん、宮崎規矩治(きくじ)さん

梨栽培は、大正3年に村上地区で宮崎キヨシさん、宮崎規矩治さんにより始められました。
水田が少なく、畑作物は麦とイモが主体だったこの土地で、『農家の苦しい生活を少しでもよいものにするには、梨づくりを成功させることだ』と二人は考え、「長十郎」と「早生赤」の苗木を250本購入し、村上の芋畑に初めて梨が植えられました。キヨシさん20歳、規矩治さん18歳の頃でした。

初めて植えられた木(村上マルト梨園)

研究が結実、優秀な品質へ

失敗と研究を重ねながら続けた栽培の技術は向上し、昭和12年に東京の市場に出荷できるまでになりました。二人は、梨づくりを始める農家に研究した技術を教え広め、昭和23年には「阿蘇梨業組合」が発足、生産量も増え八千代市を代表する盛業になりました。

梨づくりのノウハウを周囲に惜しみなく伝えた2人の徳を讃えた「頌徳之碑」(七百餘所神社向かい)

特色のある「やちよの梨」へ

梨づくりは、現在では八千代市内各地に広まり、66農家が「八千代市梨業組合」に加盟。「やちよの梨」の名前で更なるブランド化を目指して、梨の品質や技術向上に努めています。現在栽培されている品種は幸水、豊水、新高などが多く、また新品種や希少種の栽培への取組みや栽培の工夫など、梨園ごとに特色のある梨が登場しています。

梨づくり写真館

梨の木の下で。梨園の維持管理に忙しい合間、家族が揃った記念に一枚(昭和16年 上高野)

日本梨品評会で二十世紀梨を献上。若い世代は貪欲に経験者に学び、後継者の地位を確保して、その研究心と労力が優秀な品質に結実しました(昭和23 年阿蘇)

梨栽培から半世紀、活気に溢れる梨の選果場。一つずつ紙で包み緩衝材を敷く。多くの人たちの労力を必要としました。

《写真・資料提供》
八千代市
写真集『映りゆく故郷』(八千代市農協創立30周年記念誌)
『わたしたちの八千代市』(八千代市教育委員会)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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