八千代八福神めぐり
7番目に来たのは吉橋にある貞福寺。
参道の脇には石仏がずらっと並んでいます(^^)
階段上にある石像の血流れ地蔵菩薩
本堂の前でパチリ
吉橋城主高木伊勢守胤貞の守護本尊だった木造の血流地蔵菩薩が祭られています。
吉橋城主が元旦の早朝、松明をともさせて水を汲みに行ったが、その明かりを目印に、敵の北条軍が一斉攻撃をし、城は落城。
逃げようとした城主も、血まみれになりながら若君を家来に託して討ち死。
命の助かった家来が、この城跡にお寺を建て、殿さまの残した血流地蔵尊を本尊にお奉りした。
これが貞福寺の始まりと言われています。
貞福寺にはえべっさんがいます。
えべっさんは、釣竿とタイを両手に持っている通り、元々は海の神様です。
海の神⇒漁業の神⇒商売繁盛の神
と性質が変わっていったみたいです。
しかし、どうして漁業の神が商売繁盛や豊作の神として扱われるようになったのかは謎の部分が多いようです。
八福神の神様は、そのどれもがインド・中国を起源とする神様達です。
しかし、その中にあって、唯一「純国産」の神様がえべっさん。
イザナギ・イザナミの尊の子どもであるとされています。
烏帽子を頭に、狩衣(かりぎぬ)を身につけ、右手には釣竿、左手にはタイという、なんとも忙しい格好をしています。
しかし三歳になっても生育が悪くて足が立たなかったえべっさんを、イザナギ・イザナミは船に乗
せて流してしまいます。
最初の育児放棄の被害者はえべっさん!?
にしても神様も悪いことしますよね~
その後、摂津の国(現在の大阪と兵庫の一部)近くの海岸に漂着。
地元の漁師に拾われた後は大切に育てられ、その後夷三郎大明神、夷大神として祭られた、とのことです。
「捨てる神あれば拾う神あり」ですね。。。
なんと貞福寺に八福神全員集合!?
…ここだけいいのでは??
いえいえ!!巡ることに意味があるんです!!
右上から時計回りに
布袋尊⇒寿老人⇒弁財天⇒福禄寿⇒吉祥天⇒大黒天⇒恵比寿⇒毘沙門天
貞福寺は八福神の中で一番道が難しいお寺です。
高津側から行く場合
吉橋八幡宮の三叉路を右折
↓
橋の手前を左折
↓
貞福寺駐車場
島田台側から行く場合
睦郵便局を過ぎ、橋を渡ってすぐの十字路を左折
↓
尾崎公会堂を右折
↓
貞福寺駐車場
※61号線以外はほとんど細い道です(地図上では同じ太さになってしまっていますが…)。
なので見逃さない様に気をつけてください!
混みいっているのでいくつか道を省略しています。
もっと八千代 八福神を知りたい!!(1)本を読んでみよう!史談八千代1,000円以下でお手軽に八千代の歴史がわかっちゃいます♪
置いてある本屋さんはこちら↓
千葉県立中央博物館内ミュージアムショップ 043-265-3111
大杉書店(緑が丘駅前) 047-485-7808
ときわ書房八千代台店(八千代台駅西口 アピア3F) 047-481-5580
(有)文永堂八千代店(大和田新田59-34) 047-459-5839
(2)解説付きのツアーに参加しよう!第1回八千代八福神めぐり(1)、(2)についてのお問い合わせは…
八千代市郷土歴史研究会さんまでどうぞ!