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WAcKA(ワッカ)のTシャツヤーン「iTTo」(イット)

廃棄されるTシャツや生地をアップサイクルし、環境・社会問題を低減する目的で生まれた糸

提供:八千代市ふるさと納税

※「アップサイクル」とは、従来から行なわれてきたリサイクルとは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする事を言います。

Tシャツヤーンは特にバッグの素材として今、話題の糸です。

糸が太いため短時間でザクザク編めるのに加え、編み方もわかり易く、初心者でも簡単に始められます。

 

「iTTo(イット)」の魅力は、結び目がないので、編んでいる最中のストレスがない事!

さらに生地幅が均一なので編み上がりのクオリティもアップします♪
また通常のTシャツヤーンに比べて軽量のため、Tシャツヤーンのデメリットである重さも解決しました。

 

目安として120m巻1つで、長財布が入るサイズのバッグを1つ編むことができます。

廃棄された未使用Tシャツから作られる糸「iTTo(イット)」

 

繊維製品の廃棄量は、年間約190万トンとも言われ、中には未使用のまま廃棄されるものも多く、2枚に1枚が廃棄されると言われている今。せっかく作ったものが一度も袖を通されず破棄されるなんて。環境のためになんとかしたい。そんな思いからiTTo(イット)は誕生しました。

「iTTo(イット)」手掛けたのはWAcKA 代表 梶原さん

 

環境省主催の「第5 回グッドライフアワード」で環境と福祉賞を受賞したWAcKA(ワッカ)代表の梶原誠(かじはら まこと)さん。

 

「廃棄されるはずのTシャツに多くの人の手を介し、バトンを繋ぎ、編まれて作品を作られることで新たな命を吹き込み、生まれ変わる。一度その役割を終え、環境負荷の一因にしかならなかったTシャツが命を取り戻す。それがアップサイクルの醍醐味」だと話す、梶原さん。

 

「日本は先進国の中でも随分と遅れていて、私達がやってることは表面的な解決にしかならないが、iTTo(イット)に携わっている皆さんから、今まではすぐ捨てていたTシャツを長く着ようとか、最近はファストファッションは買わないようにしている。などの声を多く聞くようになり、知らないうちに皆の意識は、確実に変わってきているのが嬉しい」と語ってくれました。

「やさしさバトンプロジェクト」の皆さんの手によって作られるiTTo(イット)

 

地域で活動していることで、地域が抱えている様々な問題点を知ることになった梶原さんは、どんな人にでも必ず活躍の場はあるという思いと、その活躍の場を一つでも多く作って行くことを目的に八千代市の社会福祉協議会「やさしさバトンプロジェクト」という支え合い活動に、iTTo(イット)の一部作業を委託。

 

高齢者や、就労移行が必要な人にもコミュニケーションの場と就労移行につながる機会を提供しています。

素材となるTシャツの繊維廃材を1本の手芸糸になるよう絡まった糸をほどき、球状に丸める作業。

この作業を『ヤーンまきまき』と呼び、糸の絡みに苦戦しながらも和気あいあい、楽しく作業を行っている。

「iTTo(イット)」最大の魅力

 

既存のTシャツから作られているため、色合いや柄が1点1点 異なり、それぞれに個性があり、同じものが多数存在することもないiTTo(イット)。

 

120m巻でTシャツ7~8枚分なので、ゴミの軽減と新しい資源使用の減少に役立つだけでなく、10個使用すると樹木1本分のCO2削減に貢献したことになります。

 

iTTo(イット)は、編み物を楽しむ事で、環境問題に貢献していることにもなるのです。

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